Meg In The World

世界を旅するフリーランス生活。28ヶ国旅して感じたことや日々のこと。

肥満と貧困【アメリカの食文化と食品業界の罠】

8月の2週目にブラジルからアメリカに戻って来ました。

カナダで結婚式に出席したので、正確にはブラジル→カナダ→アメリカです。

すっかりブラジルに魅了された私は、来年またブラジルに長期滞在したい!と思っていますが、治安の面で言うとアメリカの方がやはり安心して過ごせます。

ただ、食文化は絶対的にブラジルの方が良いですし、アメリカの食(特に食品業界)は知れば知るほど恐ろしいです。

とはいえ、日本で認可されている食品添加物の数はアメリカの6倍、EU諸国の50倍とも言われているので、日本の食品だって危ないものはたくさんあるのですが。

今回はブラジルからアメリカに戻って感じたちょっとした気付きから、思いもよらないことを知って絶句してしまった、超平和ボケ日本人(←私)のエピソードをシェアしたいと思います。

 

f:id:megintheworld:20160901022455j:plainロードトリップ中のある日の朝ごはん。これで1人分。

肥満を超えた超肥満体型の人の多さ

ブラジルからカナダ・アメリカに着いて、まず目についたのは超肥満体型の人の多さ! 

ブラジルも日本と比べたら身体が大きい人は圧倒的に多いけど、アメリカとカナダは歩いている人の5人に2人は肥満で、10人に1人は超肥満体型なんじゃないかと思うほど。

肥満といっても日本基準の「肥満」ではなくて、明らかに身体が大きい人、自分の足で歩けないからカートに乗る人(中高年)、身体がバルーンのようにぷく〜っと膨らんで何かのキャラクターみたいな10代の女の子グループがLLサイズと思われるソーダを飲みながら歩いてたり。

余計なお世話ながら、他人様の身体が心配になるくらい「えぇ!?」と思う体型の人が結構な割合でいる。

もちろん、そうでない人もいるけど、世界の肥満国ランキングでアメリカは毎年TOP3に入るくらいだから、やはり多い。

これはアジア人だから細いとか、白人・黒人だから身体が大きいとか、そういう遺伝子レベルのことではなくて、「どのレース(人種)だろうが、普通体型の人と超肥満体型の人では決定的な何かが違うはずだ!」と思った私は、素朴な疑問をパートナーであるアメリカ人に投げかけてみた。

私「なぜ超肥満体型の人達はファスト・フードやソーダばかり口にするんだと思う?」

彼「太っている=ファスト・フードが好き、という単純なことではなくて、それしか食べられない人もいるんだよ。ファスト・フードのハンバーガーはご馳走だ!と思う人もこの国にはいる。」

 

肥満と貧困

なるほど。そうだよね。アメリカにも貧富の差はある。

アルゼンチンやブラジルで4ヶ月過ごした後だと、感じにくいというか忘れてしまっていたけど、アメリカも貧富の差が大きい国だ。

リーマンショック以降、ミドル・クラス(中流階級)のほとんどは生活レベルが下り、今のアメリカは僅かなアッパー・クラス(上流階級)と一部のミドル・クラス、そして残りはワーキング・クラス(労働者階級)で構成されていると何かで読んだ記憶がある。

アメリカも南米のように階級の差はどんどん広がっているし、日本も最近「ワーキング・プア」とか「子供の6人に1人が相対的貧困」「貧困女子高生」なんかが話題になっているらしく日本のニュースを見ると将来が心配になる。。

 

貧困と肥満について考えているうちに、更なる疑問が出てきたので聞いてみた。

私「お金がなかったとしても、安いスーパーに行って野菜や卵を買って自炊すれば安く上がるし身体にもいいんじゃない?」

彼「それは理想的かもしれないけど、ファスト・フードを食べ続ける人の頭の中に、まずその考えはない。もし貧しい家に生まれたなら、親は子供のお腹を満たすために安くて高カロリーな食事を与える。それが習慣になっていると、ファスト・フードやスナック、ソーダは彼らにとって食欲を満たしてくれる最高の食べ物なんだ。それに仕事の後にすぐ食べられるファスト・フードは忙しい労働者の味方とも言えるしね。」

なるほど。。

私「身体に良くないと分かっていても?健康のことはあまり考えない?」

彼「それらの食べ物が身体に悪いと知らない人も多くいるし、例え知っていたとしても気にしない人も多い。それより恐ろしいのはアメリカの食品業界だよ。健康に気を使っているからと、「オーガニック」とか「ナチュラル」という表示がある商品を選んだからって安心だとは言えないんだ。食品を買う時は成分表示を細かく見ないと、とんでもないものが入っていたりする。大企業は消費者から訴えられないように、ギリギリの言い方を考える専門家を雇っているし、彼らは政治家とも強い繋がりがあるから万が一問題が起こっても対処出来るようになっているんだ。」

私「なるほど。。ヒドイね、それ。。(絶句)」

 

この後も日本生まれ日本育ちの私は初めて聞くような話が続いた。

アメリカではミドル・クラス、アッパー・クラスでも肥満の人はいるけど、ワーキング・クラスに比べると少ない。

ヘルス・コンシャス(健康志向)のほとんどは、食べるものを選ぶことができるミドル・クラス以上だろう。

日本もこの先貧富の差が開き、貧困層が増えると言われているけれど、日本人も肥満体型の人が増えていくのかな?

食育、大事ね。
 

次は、2年ほど前から話題になっているグラスフェッドについて書きます!

 

megintheworld.hatenablog.com

 

にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ

【写真・文】三谷めぐみ | Megumi Mitani

 

megintheworld.hatenablog.com

 

 

アメリカ食は早死にする―ハンバーガー・フライドチキンはおやめなさい

アメリカ食は早死にする―ハンバーガー・フライドチキンはおやめなさい

  • 作者: 船瀬俊介
  • 出版社/メーカー: 花伝社
  • 発売日: 2010/04
 

 

食べるアメリカ人

食べるアメリカ人

  • 作者: 加藤裕子
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 単行本
 

 

世界の食文化〈12〉アメリカ

世界の食文化〈12〉アメリカ

  • 作者: 本間千枝子,有賀夏紀,石毛直道
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本