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Meg In The World

世界を旅するフリーランス生活。28ヶ国旅して感じたことや日々のこと。

アメリカ大統領選でトランプが勝った理由

アメリカ Thoughts(思うこと・考えていること)

こんにちは!:-)

昨夜アメリカ大統領選の投票が始まった頃には38.6度の熱に苦しんでいためぐみです。
1日ゆっくり寝たら治ったけど、高熱ってツライですね。。
でも、インフルじゃなくて良かった!


さて。日本時間朝8時頃からアメリカ大統領選の開票が始まりました。

今年約6ヶ月ほどアメリカで過ごした身としては、当然結果が気になる訳で、今朝8時からずっとTVとMacで速報を追っていました。

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トランプ大統領誕生

あなたは、トランプが大統領になると思っていましたか?

日本の友人や私の家族とアメリカ大統領選の話になると、みんな口を揃えて「大統領選?見なくても結果は出てる。ヒラリーが勝つんでしょ?」と言っていた。

「今回は本当に最後まで分からないよ。」

私がそう言うと「この子、10ヶ月日本を離れている間に頭がおかしくなったのかな?」という不思議そうな顔をしていた。「なぜそう思うか」は特に聞かれなかった。

アメリカの23の州を旅して、NYCやLAのような大都市からオハイオやカンザスのようなアメリカ中部、フロリダやノース&サウス・カロライナのような南部と、色々な街やそこで生活をする人たちを見てきた。

アメリカといえば、NY、LA、サンフランシスコで、アメリカ人はみんな彼らのような生活をしているんだろうという印象をもし持っていたら、それは大きな間違いだ。

日本人の私たちからするとびっくりするような生活環境や行動をしている人も大勢いる。そういう人たちに実際に出くわさないとなかなか理解しずらいのだけど、私はこの6ヶ月で何度も目にした。この辺についてはまた長くなるのでまた後日書こうと思う。

日本時間今日の夕方(現地時間の深夜)、ヒラリーがトランプに敗北を認める電話をしたことで(アメリカの大統領選では敗者が勝者に 「おめでとう」と電話をする習わしがある)、トランプの勝利が発表された。

トランプ大統領の誕生。

 

日本の反応

日本のメディアはトランプ推し(?)の木村太郎さん以外は「予想外の展開になりましたね。」「今後が心配ですね。」とコメントしている人が多かった。

友人達とはまだ話してないけど、おそらく驚いていると思う。

日本でどのようにアメリカ大統領候補の2人について報道されていたかは知らないけど、アメリカのメディアを通して報道していたのなら、ヒラリーが有利だと報道されたいたことは想像に容易い。

 

アメリカの反応

一方、アメリカ人の友人は深夜2時(現地時間)にも関わらずみんなFacebookに投稿し続けている。

・なんてことだ。
・信じられない。どうしたんだよ、アメリカ。
・今やっと僕が日本に住み続けたい理由がはっきりした。
・今夜僕が自殺しなかったら明日会おう。
・気分が悪い。私たちの国はどうなるの。
・レイシストが指揮を取るなんて。恥ずかしい結果を残念に思う。

などなど、タイムラインがアメリカ人の友人のポストで埋め尽くされている。

この感じからすると、私の友人の95%はヒラリーに入れていたようだ。

とはいえ、その95%のうち心からヒラリーに大統領になってほしいと思っていた人は果たしてどのくらいいたのだろう?

「どちらか選ばなきゃならないなら、ヒラリー。」が多かったのでは?と推測する。

なぜなら友人の多くは当初、バーニー・サンダースを支持していたから。

 

アメリカ大統領選後に思うこと

今回の大統領選の結果に多くの人が「驚いた」原因は主に2つあると思う。

・有権者がメディアの情報を正しいと信じた

私はメディアの情報を鵜呑みにするタイプではないのだけど、偏った情報と接する時間が長いと、思考が引っ張られてしまうことがある。

ここ数日各メディアがヒラリーとトランプの勝率予測を報道しており、いずれもヒラリーが若干優勢だった。

メール問題もFBIが訴追しないと発表したし「まぁそうかもね」くらいに思っていたけれど、昨夜はさすがに目を疑った。

投票が始まる数時間前にロイターが米大統領選、クリントン氏勝率は90%というヘッドラインの記事を掲載していた。

ヘッドラインを見た瞬間「え?嘘でしょ?」と思った。

早速記事を読んでみると、調査対象が「全米50州とワシントンDCに住む約1万5000人」とのこと。
たったそれだけのデータで「クリントンが90%の確率で勝つ」というヘッドラインをつけて記事にするなんて凄いな・・・と。

中身を読めば信憑性のないデータだということは分かるけど、ヘッドラインだけ見たら「やっぱりヒラリー優勢なんだな」と思う人もいるかもしれない。

実際アメリカ人(もとい世界中の人々)が今回の結果に驚いたのはヒラリーが勝つと言われていたからだ。

ちなみに、嘘か本当か知らないけど、アメリカの大手メディアのほとんどはヒラリー側だったそうだ。

プライマリー(予備選挙)や3回のディベート(討論会)の後は、毎回と言っていいほどヒラリーを褒め称え、トランプを笑い者にする記事が目立ったのはそのためだ。

実際、トランプは子供みたいな言動をするし、ヒラリーの方が政治家らしい対応をするからだろうけど、支持率に関してはもっと有権者の声をそのまま反映するべきだった。

メディアは有権者の思いを読み取れていなかったのか、本当のところ(隠れトランプ支持者の存在)を知ろうとしなかったのか、それとも有権者の感情をコントロールする事に失敗したのだろう。

だから、私はメディアの情報だけを鵜呑みにするのは非常に怖い事だと思う。

 

・「現状を変えたい」という気持ちは人を動かす

事実、私の周りのアメリカ人のほとんどはヒラリーに投票して、ヒラリーが勝つと信じていた。

投票権のない日本人の私は客観的に見ていたから「ヒラリーが絶対に勝つという確信はどこから来ているんだろう?」とも思ったこともあったし、「トランプが次期大統領になったらどうなるか分からないけど、トランプが勝つ可能性もあるよなぁ〜。」と思っていた。

私だってトランプが大統領に「ふさわしい」だなんて、全く思っていない。

レイシスト(差別主義者)で、女性軽視で、ご都合主義で、とんでもないエゴイストである彼が大統領の器だとは思わない。

それでも、アメリカは経済が悪い状態が続いており貧しい人が増えているのは、外国人である私にも明らかだった。

ヒラリーに投票もしくは投票に行かなければ、現状とあまり変わらない生活をせざるを得ないから「トランプ」という「賭け」に出たのではないかと思う。

ワーキング・クラスの白人層をはじめ、オバマ大統領の"Change"を期待したけれど何も変わらなかった事にがっかりした黒人層、違法移民に仕事を奪われたくない移民達が「仕事が欲しい。」「現状を変えたい。」と思い、行動に移した結果だと思う。

マイケル・ムーアの読みは見事に当たったというわけ。
(私はマイケル・ムーアのTシャツを手描きで作っていたくらい、彼の取材力とユーモアのファンなのです。)

 

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トランプ大統領と日本政府

ヒラリーが勝っていれば、日本とアメリカの関係性は「これまで通り変わらず」だったはず。
でも、トランプが大統領になるからにはきっと「これまで通り」にはいかない。

トランプはアメリカにとって有利な事だけを考えるだろうから、日本との関係も色々変わるでしょうね。

外交の上手な方が日本人が日本を牽引してくれることを願います。

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【写真・文】三谷めぐみ | Megumi Mitani